まぁまぁ自然派

ゆるーく自然派&手作り

つれづれ

私の不誠実が原因で疎遠になった友達がいる。もともと、すごく気が合うというわけでもなかったけれど、二人で海外旅行行ったり、仲良くしてもらっていた。

私は私の不誠実が恥ずかしくて、その日以来連絡を取れずにいる。

 

今日、本屋で「キャバリア」の特集雑誌を見かけた。キャバリアは犬の種類だ。あの子は九州の実家でキャバリアを飼っていた。とても可愛がって、携帯の待受にしたりしていた。最後に訊いた時、もう年だけど、いくつになってもかわいい と言っていた。

それから10年近く経った。

 

あの子の犬は何という名前だったっけ。

 

もう生きてはいないだろう。

 

あの子は愛犬の死をどんな風に悲しんで、どう乗り越えたんだろう。

 

ボンヤリと考えて、当然だけど、寂しくなった。

 

親友以外の友達って、いてもいなくても生活に支障はない。心の支障もあまりない。

 

でも、その人の悲しみや立ち直りに寄り添えないってのは、単純に、さみしいことだ。

せっかく知り合ったのに。あんなことがなければ、今でも少しは繋がっていて、喜びにはお祝いを、悲しみには慰めを、表面的だったとしても伝えられたかもしれないのに。

 

今更きっかけもなしにまた話しかけることなんてできない、と思う私は未だ不誠実なまま母になっている